お知らせ

「新潟薬科大学将来計画(大学名称の変更、応用生命科学部の学部及び学科名称の変更、並びに新学科設置計画等)」の決定について

 このたび、学校法人新潟科学技術学園理事会は、「新潟薬科大学将来計画」を決定いたしました。この計画は、わが国における今後の少子化のさらなる進行に備え、新潟薬科大学、同大学院、同附属医療技術専門学校、及び新潟工業短期大学が一体となり、永続的な発展と社会への貢献を果たしていくため、2027(令和9)年度に設置校の名称変更、新学科の設置(一部は専門学校の3年制課程の4年制大学化)、応用生命科学部の学部名称と一部学科名称の変更等を同時に行うものです。
 詳細は、下記のとおりです。



1.大学名称等の変更(リブランド)について

  • 新潟薬科大学の大学名称を、「新潟科学大学」に変更します。
    英語名称は“Niigata University of Science”、英語の略称はNUS(エヌ・ユー・エス)とします。
  • 新潟薬科大学大学院の名称を、「新潟科学大学大学院」に変更します。
  • 新潟薬科大学附属医療技術専門学校の名称を、「新潟科学大学附属医療技術専門学校」に変更します。
  • 新潟工業短期大学の名称を、「新潟科学大学短期大学部」に変更します。(仮称)
  • 名称変更日は、いずれも2027年4月1日とします。
    (2026年春に文部科学省等へ名称変更届出予定)

 《経緯》

 当法人では、「事業に関する中期的な計画」に基づく「(当法人が設置する)3校統合による学園強化」の方針、及び「学校法人新潟科学技術学園将来構想・計画」(2023年度第8回理事会(2023年12月27日開催)承認)により、新潟薬科大学については、国の「大学・高専機能強化支援事業」(学部再編等による特定成長分野への転換等に係る支援)を活用し、2027年度に教育研究実施組織(学部学科)の改組・転換や必要な見直しを図ります。
 以上の前提のもと、新潟薬科大学の大学名称については、2027年度の新学科の設置に合わせて新たな名称へと変更するため、過日関係者に広く公募を行いました。そして、応募結果を踏まえて、理事会のもとで新潟薬科大学が目指す未来の姿に相応しい大学名称を選定するべく、協議を重ねてきました。その結果、新潟薬科大学は今後、教育研究実施組織の大幅なリニューアルを行い、現在の薬学、農学、保健衛生学に加え、社会科学を含む専門分野の拡大を志向していくなど、対象とする科学領域をより広範なものとしていくこととしました。また、新潟薬科大学が大学創立50周年を迎える2027年度を機に、時代や社会のニーズにきめ細かく対応した人材育成が可能となる「総合大学」へと生まれ変わることで、「科学を駆使して社会や地域への貢献を図り、末永い発展を目指していく」こととしました。
 以上の理由により、新潟薬科大学の2027年度からの新たな大学名称を、「新潟科学大学」とすることとします。また、この変更に伴い、大学院については「新潟科学大学大学院」、附属医療技術専門学校については「新潟科学大学附属医療技術専門学校」に、新潟工業短期大学自動車工業科については「新潟科学大学短期大学部自動車工業科」(仮称)に、それぞれ名称変更することとします。



2.新潟薬科大学救急救命士養成課程設置及び薬学部入学定員見直しについて

  • 2027年4月に、医療技術学部に「救急救命学科」(4年制・入学定員30人を予定)を設置します。
    (設置計画中/2026年春に文部科学省へ設置届出予定)
  • 附属医療技術専門学校の救急救命士科(3年制)については2027年度入学生分から学生募集停止とし、2028年度末を以て閉科とする予定です。
    よって、専門学校の救急救命士科の新入生の受入れは、2026年度入学生を最後に終了します。
    (救急救命士科の閉科後、専門学校は視能訓練士科(3年制)のみの設置となります。)
  • 2027年4月から、薬学部薬学科の入学定員を、従来の130人から100人へと、30人を減員します。
    (2026年春に文部科学省へ認可申請予定)

《経緯》

 当法人では、「学校法人新潟科学技術学園将来構想・計画」に基づき、新潟薬科大学については、当面の間、文部科学大臣から認可されている大学全体の収容定員2千人(新潟県内大学の収容定員規模としては、本学は3番目。私立大学に限れば2番目。)を維持しながら、時代や社会のニーズに対応した教育研究実施組織を適宜編制していくことを確認しました。その前提の下、少子化のなかで定員の適正化を図るべく、2027年度に薬学部の入学定員を減員します。そして、このこと等によって生み出される定員枠を有効に活用し、応用生命科学部(現行の学部名称)に「グリーン・デジタル学科」を設置します。また、それと同時に、現在の専門学校の救急救命士科(3年制)の在り方については、今後の医師のタスクシフトのさらなる進展、逼迫する救急医療の充実や支援体制の必要性、頻発する災害に対応できる人材の提供、及び救急救命士養成課程の全国的な大学へのシフトの状況などを総合的に踏まえ、3年制で培った豊富な経験と実績を活かし、発展させる形で、本学医療技術学部に「救急救命学科」(4年制)を設置することとしました。(使用するメインキャンパスは、「新津キャンパス」を予定しています。)



3.新潟薬科大学応用生命科学部の学部名称変更及び学科名称変更について

  • 応用生命科学部の学部学科の新たな名称については、次のとおりとします。※
      1.応用生命科学部の学部名称を、「食農情報学部」とします。
      2.応用生命科学部の既設学科及び新学科の名称を、次のとおりとします。
         ⑴ 現行の応用生命科学科は、「食品生物化学科」とします。
         ⑵ 現行の生命産業ビジネス学科は、「食農ビジネス学科」とします。
         ⑶ 新設学科の名称は、「グリーン・デジタル学科」とします。
  • 名称変更及び新設日は、いずれも2027年4月1日とします。
    (2026年春に文部科学省へ名称変更届出予定)
  • このことに伴い、応用生命科学科の入学定員を、従来の120人から80人へと、40人を減員します。
    (2026年春に文部科学省へ届出予定)

    ※ 新たな学部学科名称は、2027年度入学生から適用されます。2026年度以前の入学生については、入学時の学部学科名称での卒業となります。

 (既出事項の詳細について)

  • 2027年4月に、食農情報学部に「グリーン・デジタル学科」(4年制・入学定員55人)を設置します。
    (設置計画中/2026年春に文部科学省へ設置届出予定)
  • グリーン・デジタル学科の設置に伴い、「新津駅東キャンパス」に国の助成金を活用し、新棟を建設します。新棟は農学分野を中心としたデジタル人材の育成のための情報通信技術が効率的かつ効果的に学べる施設となるほか、地域教育研究拠点として、関係機関と大学との連携のためのスペースも確保します。
    (着工時期は2025年度中、竣工時期は2027年2月を目指します。)
    ※グリーン・デジタル学科の計画概要(2024年2月作成)は、こちらです。(今後、計画内容を変更する場合があります。)

 《経緯》

 「学校法人新潟科学技術学園将来構想・計画」に基づき、2027年度に応用生命科学部の中に「グリーン・デジタル学科」を設けるとともに、これからの時代における同学部の発展性や拡張性を考慮し、そして何よりも社会から同学部学科の内容や取組みの理解をより得やすくするべく、応用生命科学部の学部名称及び学科名称の変更を行うこととします。
 なお、それぞれ学部学科の新たな名称については先述のとおりとし、2027年度の大学名称の変更と同時に、改めることとします。



4.2027年度からの新潟科学大学の教育研究実施組織等の構成について

 
組織名称 入学定員(人) 収容定員(人)
新潟科学大学
薬学部 薬学科
  (2027年度定員変更予定/現行130人→100人(△30人))
100 600
応用生命科学部
→食農情報学部
(2027年度学部名称変更予定)
応用生命科学科
→食品生物化学科【名称変更】(2027年度学科名称変更予定)
(2027年度定員変更予定/現行120人→80人(△40人))
80 320
グリーン・デジタル学科【新設】
(2027年度設置計画中)
55 220
生命産業ビジネス学科
→食農ビジネス学科【名称変更】
(2027年度学科名称変更予定)
45 180
医療技術学部 臨床検査学科 60 240
救急救命学科【新設】
(2027年度設置計画中)
30 120
看護学部 看護学科 80 320
小計(a) 2,000
短期大学部 自動車工業科 120 240
専攻科 自動車工学専攻 10 20
小計(b) 260
附属医療技術専門学校 視能訓練士科 40 120
救急救命士科
(2027年度学生募集停止)
小計(c) 120
合計((a)+(b)+(c)) 2,380
  • 上記の収容定員の合計人数は、2027年度からの新体制の完成年度のものとなります。
  • これらの名称はいずれも仮称であり、内容を含めて、今後、文部科学省大学設置・学校法人審議会大学設置分科会運営委員会等との各種相談を経て、一部変更となる場合があります。



 今後とも当法人及び本学の取組みに対しまして、ご理解、ご協力くださいますよう、宜しくお願いいたします。

学校法人新潟科学技術学園
新潟薬科大学



(本件に関する担当)
新潟薬科大学 新津キャンパス(大学本部)
事務部学事課(茂木・大矢・大田)
電話:0250-25-5000(代表)
メール:gakuji@nupals.ac.jp